しばた雑記

主に登山の事を書いてます!

頂上をねらえ!1〜榛名山伊香保満喫編

 

しばたです。

このブログはごく限られた人達に向けた物になっています。

限られた人達って誰だろう?もしかして自分かなって思ったそこの人!このブログは今一瞬でも自分かなって思ったお前向けなんだよ!!

お前って言ってごめんね。

それでは始めます。

 

 

企画の趣旨を説明すると、昨年(2019年)「槍ヶ岳への道」というタイトルで槍ヶ岳に登るまでを記録してきたのだが、今回はその第二弾である。企画名は「頂上をねらえ!」とした。

今年は9月の剱岳のほかに7月に富士山、8月に五竜岳鹿島槍ヶ岳の予定があるのでそれらに向けての山行だ。

特に8月の五竜岳鹿島槍ヶ岳はハードになりそうなので、覚悟を決めなくてはならない!そんなトレーニングの第一弾。

のつもりなのだが、例の新型コロナウイルス感染症のおかげで世界のあり方が変わってしまったため、今のところ予定は不透明だ。

これはそんな世界になる前の登山。


2020/1/19(日)

榛名山

群馬県の中央にある山の総称。大昔の噴火でできたカルデラ湖の榛名湖を囲む様に複数の山がある。最高峰は掃部ヶ岳(カモンガタケ)の1449m。

伊香保温泉が近く、榛名神社水沢うどんなど見所も多く、社員旅行に最適の場所である。

 


今回も、最近冬山装備が整い雪山デビューを目前に控えた立川くんに誘われての山行だ。


前日に新しいリュックのクーリー25(ミステリーランチ)を調達した。今回はこれのデビュー戦でもある。いずれレビューもしたい。

 


当日は6:00に集合して出発。

榛名富士と掃部ヶ岳を順番に登る予定だ。

9:00頃に榛名湖の駐車場に到着し、まずは榛名富士の登山を開始する。

約1ヶ月ぶりということもあり直ぐに息があがる。

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道に険しいところはない。頂上近くに凍結があったのでそこだけ気をつけた。

約30分で到着。

山頂にはゴンドラの駅がある。

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そこから階段を登り、社を参拝。

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ここからだと赤城山など近くの山が見えるが、今日は曇で眺望はそこまで良くはない。

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ゴンドラの山頂駅付近には観光客がおり、景色をみたり参拝したりしていた。写真を撮り、掃部ヶ岳と思われる山を確認して下山開始。

これも30分程度で駐車場まで到着した。

 


掃部ヶ岳の登山口を探しながら榛名湖の湖畔を歩く。結局、掃部ヶ岳と思っていた山は別の山で、本物の掃部ヶ岳は今いる所から榛名湖を挟みほぼ反対側だったため、今回は榛名富士の登頂で良しとした。

 

さて、登山を終わりにして人心地つこうと思ったところから、この登山旅のハイライトが始まる。

この時既に10:30頃だったのだが、榛名湖には人の姿が無い。なんだか荒れているのだ。夜に向けてのイルミネーションが施されているのだが、なんだか人の手が入っておらず柵が倒れていたりコンセントが抜けていたりするのだ。

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伊香保温泉の近くなのに寂れたところだな、と思いつつ立川くんの山バッジを買うために湖畔の売店に入ったが、売り切れとの事で買えなかった。いつから売り切れているのか気になるところだが、店の棚に何も置いてないところが目立つので入荷はまだまだ先だろう。品揃えの悪さは恒常的なのだろうか。

その足で隣にあったビジターセンターを訪問する。

暗い。

榛名山噴火の歴史や地学的な事や生態系を模型や剥製、写真を交えて展示してあるのだが、係の人もおらずとにかく暗い。若者グループが入ってきたので退散する。

靴を掃除して湖畔の別のお土産屋さんを探して入店する。

ご飯屋さんを兼ねた売店で立川くんは無事に登山バッジをした。俺はその間に約13万円の七福神の像と賞味期限の切れたクッキーを発見した。

車内で立川くんに報告し、やや引き気味に次の目的地である「榛名神社」を目指す。

これも立川くんの御朱印集めの一環だが、こんな山の中にこんな立派な建物をよく建てたなというのが率直な感想だ。

山道が長く10分〜15分程歩いて本堂に到着する。

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その間に七福神がお出迎えしてくれたり売店で甘酒を売ってたりする。滝行ができる滝も見える。

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そして本堂。

現在は改修工事中だが、本堂を構成するパーツの一つ一つが細かい。来て良かったと思う。

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これはぐんまちゃん。

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その後、伊香保温泉の大階段の途中にある石段の湯という浴場に立ち寄り汗を流して、水沢うどんを食べに行く。

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しばらく車を走らせると水沢うどんのエリアが出てくる。

今回は元祖田丸屋という店にした。店構えも綺麗で店の中も広い。ただめちゃくちゃ混んでいた。かれこれ1時間くらい待ったような気がする。

案内された席は4人掛けのテーブル席で隣の席とも余裕があり落ち着いて食事ができそうだ。店内には他に座敷席もあったと思う。

もりうどんときのこの天ぷらとかき揚げを注文する。ここでも待つのかと思ったが意外とすぐに来た。うどんはすっきりしており美味かった。天ぷらもうまかったが、量が多過ぎてちょっと気持ち悪くなりながら食べた。きのこか天ぷらどちらか一つで良かったと思う。

うどんは美味かったのでお土産に買って帰る。


そんな具合に山から神社、温泉、うどんと伊香保を満喫して帰ってきた。

 
社員旅行や仕事の都合で行ったこともあったが、登山では初であった。翌日も筋肉痛にはならずあまりトレーニングにはならなかったかもしれない。しかし、山に登ったという実績と自信は残るだろう。


次来るときは榛名湖の周囲の山を縦走しても良い。そう思う。

 

●次回予告

登山のための下山。下山のための登山。

歴史の果てから連綿と続くこの愚かな行為。

ある物は悩み、あるものは傷つき、あるものは自ら絶望する。

だが登山は絶えることなく続き、また誰かがつぶやく。

「たまには山に登るのも悪くない」と…。

次回「頂上をねらえ2!筑波山高速下山編」

登山者はピリオドを打たない。